超音波厚さ計に関する「よくある質問」

超音波厚さ計 よくある質問

超音波厚さ計 よくある質問

みなさまから寄せられる質問とその回答を掲載しています。

製品のご購入をご検討中のお客様

測定物に関するご質問 一般

Q.どのような材質の厚さを測定できますか?

鉄、アルミ、ステンレス、銅、真鍮等の金属をはじめ、ガラスやプラスチック等の厚さを測定することができます。
一方で、木材や発泡スチロール、ウレタン、竹等、内部に気泡があるものやジェル等の柔らかいものは測定することができません
*一部の金属やガラス、プラスチックでは測定できない場合もあります。無償でサンプル測定を行っておりますので、お気軽にご利用・お問い合わせください。

Q.ウレタンや発泡スチロールの厚さを測定できますか?

残念ながら超音波厚さ計では、気泡や空気の層を含む材料の厚さを測定することはできません。
スポンジや木材も同様に測定することができません。

Q.コンクリートやセメント、岩石、モルタルを測定することはできますか?

残念ながら測定することができません。
コンクリートやセメント、岩石、モルタルは、超音波の伝達が非常に悪いため、超音波厚さ計で測定することができません。

Q.測定物が錆びている場合、そのままの状態でも測定はできますか?

軽度の錆びの場合は、そのまま測定が可能です。
一方で、浮き錆びがある場合は、ワイヤーブラシやウエス等を用いて浮き錆びを落としてから測定する必要があります。
測定面が粗い場合、測定誤差が大きくなります。正確な厚さ測定を行うためには、測定面の表面粗さは少なくとも100μmRz以下に仕上げてください。

Q.プレス鋼板などの、湾曲部の厚さ測定はできますか?

精密検査用の超音波厚さ計PVXとペンシル型トランスデューサーを組合せることで、湾曲部やエッジ部などを測定することが可能です。
詳細は、測定方法のコーナー・エッジ部(湾曲部)をご覧ください。

Q.ゴムの厚さを測定することはできますか?

Aスコープ(波形)表示付きの超音波厚さ計MVXまたはCMX DL+と、コンポジットタイプのトランスデューサーの組み合わせで測定が可能です。
詳細は、測定方法のゴムのページをご覧ください。
ゴムの種類や厚さによっては測定できない場合があります。サンプルをご送付いただければ、無料で測定テストを行い、測定可否をご連絡します。 お気軽にお問い合わせください。

Q.押出成形機から押し出された直後の塩化ビニル管の厚さを測定することはできますか?

押出し直後の測定では、塩ビ管の内側が高温のため超音波の伝播が極端に悪化します。
このため、感度の調整を行うことができるAスコープ(波形)表示付きの超音波厚さ計(MVXCMX DL+)を使用する必要があります。
1mを超えるような大径の塩ビ管では、Aスコープ表示付きの厚さ計でも測定できない場合がありますので、事前にお問い合わせください。

Q.FRP(繊維強化プラスチック)の厚さを測定することはできますか?

Aスコープ(波形)表示付きの超音波厚さ計MVXまたはCMX DL+と、低周波(1MHzまたは2.25MHz)トランスデューサーを組み合わせることで測定が可能です。
詳細は、測定方法のFRP(繊維強化プラスチック)のページをご覧ください。
FRPの種類や厚さによっては測定できない場合があります。サンプルをご送付いただければ、無料で測定テストを行い、測定可否をご連絡します。 お気軽にお問い合わせください。

Q.プラスチック(樹脂)の厚さは測定できますか?

測定できる場合とできない場合があります。
1MHzまたは2.25MHzのトランスデューサーを使用すれば、ほとんどのプラスチックは測定することができます。ただし、柔らかいものや厚みがあるもの等、一部測定できない場合もあります。詳しくは担当までご連絡ください。

Q.金属の上に塗装がされている場合でも、測定は可能ですか?

測定できます。
ただし、パルス・エコーモードでは、塗装の厚さは実際の3倍程度厚く測定されます。
測定値 = (母材の厚さ) + (ペンキの厚さ×3)
このような結果となりますので、注意が必要です。
塗装の上から、母材の厚さのみを測定する場合の方法・注意点については、この次の質問をご参照ください。

Q.金属の上に塗装がされている場合に、金属(母材)の厚さだけを測定することは可能ですか?

可能です。
エコー・エコーモード機能が搭載された厚さ計をお使いいただけば、塗装の上から母材の厚さのみの測定が可能です。
ただし、以下の条件を満たしている必要があります。

  1. 塗装に塗りむらが無いこと
  2. 腐食・さびがないこと
  3. 母材の厚みが、2.5mm~25mm以内であること(母材が鉄でMMX-6を使用した場合)

Q.内部に水が入っている容器や配管の厚さを測定できますか?

容器や配管の中に水などの液体が入っていても、問題なく測定できます。
ただし、塩ビ管などのプラスチック容器に水が入っている場合は、5MHzのトランスデューサー(プローブ、探触子)では測定できない場合があります。このため、2.25MHzのトランスデューサーを推奨しています。

Q.高圧ガス配管のような外径10mm以下の配管の厚さは測定できますか?

精密検査用の超音波厚さ計PVXとペンシル型トランスデューサーを組合せることで、測定が可能です。
最小で、外径5mmの配管の厚さ測定の実績があります。
詳細は、測定方法の小径配管・パイプ(高圧ガス配管)をご覧ください。

Q.遊具の厚さを測りたいのですが、可能ですか?

可能です。
ただし、エコー・エコーモード機能は使用することができません。パルス・エコーモードでの測定となり、母体と塗装あわせた厚さが表示されます。塗装の厚さは実際の3倍程度厚く表示されるため、注意が必要です。
正確な厚さを測定するためには、塗装をはがして測定する必要があります。

Q.溶接部の余盛(よもり)は測定できますか?

余盛(よもり)のように部分的に盛り上がった箇所は、トランスデューサー(センサー、探触子)を密着させることができないため測定できません。

Q.水の深さは測定できますか?

測定できません。
超音波厚さ計は、測定対象物の厚さが一定でなければ測定ができません。 手でトランスデューサーを保持し水の深さを測定しようとすると、トランスデューサーがわずかに動いてしまい、厚さ(深さ)を一定に保つことができません。このため測定することができません。
水深を測定するためには、より高い性能を持つ超音波探傷器を使用する必要があります。

水中用

Q.水中で使う場合、カプラントは必要ですか?

不要です。水がカプラントの代わりになります。

Q.水中用トランスデューサーのケーブルの外側についている透明のホースのようなものはなんでしょうか?

ケーブルの損傷を防ぐためのホースです。防水目的ではありませんので、内部に水が浸入しても問題ありません。

Q.水中にある鋼矢板や鋼管杭の厚さ測定はできますか?

水中測定用の超音波厚さ計やトランスデューサーを使用することで測定が可能です。
詳細は、測定方法の水中での測定のページをご覧ください。
 
ダコタ・ジャパンでは、水中測定用の厚さ計・トランスデューサーを複数取り揃えています。ご不明点はお気軽にお問い合わせください。

高温用

Q.100℃を超える高温の材料を測定することはできますか?

可能です。標準のトランスデューサー(プローブ、探触子)では、高温の材料測定に使用すると故障してしまいますが、高温用のトランスデューサーを使用すれば最大で480度の材料まで測定することができます。
詳細は、測定方法の高温材料をご覧ください。

Q.高温用トランスデューサーの先端径は、12mmと16mmの2種類ありますが、どちらがよいでしょうか?

高温での測定では、測定物を超音波が非常に通りづらくなるため、径の大きい16mmのトランスデューサーの使用をお勧めします。

Q.高温用トランスデューサーの周波数は、どれが良いでしょうか?

5MHzのトランスデューサーの使用をお勧めしています。
ただし、測定面の表面が粗い場合や厚みのあるものを測定する場合は、先端径16mmの2.25MHzのトランスデューサーのご使用をお勧めします。

Q.高温状態の塗装された金属の、金属(母材)のみの厚さを測定することは可能ですか?

弊社では測定の経験がありませんが、高温の材料は減衰が激しいため、金属(母材)のみの測定は難しいかと思います。デモ用のトランスデューサーがありますので、実機で測定可否をご確認いただければと思います。お気軽にお問い合わせください。

その他

Q.雨の中、使用することはできますか?

残念ながら、雨天での操作はできません。
小雨の中、短時間であれば問題ありませんが、長時間の操作は絶対にお控えください。
また、水滴がついた場合には、乾いた布などですぐに拭き取ってください。

Q.測定物の温度変化により、厚さ計に表示される厚さも変わりますか?

変わります。
測定物の温度変化は、材質の熱膨張と超音波の伝播速度(音速)の2つに影響を与えます。

熱膨張による変化は、通常の厚さ計の測定精度よりも小さいため、無視することができます。例えば鉄の場合、温度が1℃上昇すると熱膨張で1m当たり10μm程度と、わずかしか変化しないためです。

一方で、超音波の伝播速度(音速)への影響は大きく、無視することができません。鉄の場合1℃の変化で音速が数m/s変化します。また、測定物だけでなく、トランスデューサーの遅延材の音速変化も引き起こし、こちらは数十m/sも変化します。このため、温度の変化が生じる場合は、頻繁に零点調整と音速の校正を行う必要があります。

Q.PVXで腐食した測定物を測定できますか?

PVXは精密検査用の厚さ計で、腐食した測定物の測定には向いておりません。
一般・腐食検査用の超音波厚さ計をお使いください。機種の選定など、ご不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

消耗品・トランスデューサーに関するご質問

Q.カプラントは一本どのくらいもちますか?

使用方法によっても異なりますが、1本あたり1ケ月から半年程度ご使用いただけます。

Q.カプラントの保存可能期間を教えてください。

未開封かつ冷暗所での保管で、以下の保存期間となります。

  • 7年: SONO 600
  • 8年: ULTRA SoniX、HIGH Z、SONO 900、SONO 1100

Q.カプラントのULTRA SoniX ウルトラソニックス(120ml×4本セット)は、ばら売りしていますか?

申し訳ございませんが、ばら売りはしておりません。
120ml×4本セットでの販売となります。

Q.接触媒質は、専用材でないとだめでしょうか?

水や油でも代替可能ですが、測定精度・信頼性が低下します。
専用のカプラント(接触媒質)の使用をお勧めします。

Q.付属しているカプラントはどのような成分が含まれていますか?

カプラントには、主成分として水、プロピレン・グリコール、グリセリンが含まれています。また、腐食抑制材や界面活性剤も使用されています。
より詳細な情報が必要となる方は、ご連絡ください。MSDS(Material Safety Data Sheet)をお送りさせていただきます。

Q.対比試験片はどういう時に使用すればいいのですか?

以下の3つの用途で使用します。

(1)より高い精度で厚さを測定したい場合
測定物の材質が分かっている場合、その材質の音速を厚さ計に設定すれば、おおよその厚さ測定をすることができます。しかし、例えば同じ鋼でも組成が異なると音速が若干異なります。
(Q.組成の異なる鋼をいくつか測定したいのですが、その都度音速を校正する必要がありますか?参照)
このような場合に、測定物と全く同じ組成の対比試験片で音速の校正を行うことで、高い精度で測定を行うことができます。

(2)測定物の音速を知りたい場合
測定物の音速が分からない場合、測定物と同じ材質で製作された試験片を使用することで、音速を知ることができます。

(3)測定の確からしさの確認をする場合
測定後、および測定中は1時間ごとに対比試験片を測定し、厚さ50mm未満の場合で±0.1mm以内、厚さ50mm以上の場合で±0.2mm以内の場合は、その間の一連の測定は精度良く行われていると判断します。

Q.対比試験片を購入すると、社内で検査成績書が作成可能になるのでしょうか。

ご購入いただいた対比試験片をもとに、お客様独自の社内規格を作成されれば検査成績書の作成は可能です。
JIS Z 2355準拠した検査成績書を作成する場合は、対比試験片(RB-E1、RB-E2、RB-T)および標準試験片(STB-G V2、STB-G V3、STB-G V5、STB-G V8、STB-A2)をご用意いただく必要があります。
ダコタ・ジャパンでは、JISよりも厳しい社内規格にて校正を行っていますが、ご希望によりJISに準拠した校正書類の作成も可能です。

Q.特注で試験片を作ることは可能ですか?

仕様や図面をご送付ください。
製作可能か確認し、ご回答いたします。

Q.配管測定には、配管用測定治具が必ず必要ですか?

配管用測定治具は、湾曲部を測定をしやすくするための治具です。
使用しなくても測定は可能ですが、使用することでより精度の高い測定を行うことができます。

Q.5MHzのトランスデューサーで、アルミニウムとステンレスは計測できないのですか? 主な測定材料のところに記載がありません。

まれに測定できない場合があります。
5MHz以下のトランスデューサーでアルミニウムやステンレスを測定する場合、表面にノイズが発生するケースがあり、測定できない場合があります。このため、高周波の7.5MHzまたは10MHzのトランスデューサーもしくは、MVXなど超音波の波形が表示される装置のご使用をお勧めしています。

Q.他社製のトランスデューサーは使用できますか?

他社製のトランスデューサーのご使用は、推奨しておりません。
ダコタ・ジャパンの厚さ計は、ダコタ・ジャパンのトランスデューサーに最適化されて作られています。
端子が合致するようであれば使用できる場合もありますが、他社製のトランスデューサーを使用した場合については性能の保証ができません。

Q.ペンシル型トランスデューサーのディレイラインチップ(遅延材)の材質は何ですか?

ディレイラインチップ(遅延材)には、アクリルを使用しています。

その他超音波厚さ計全般に関するご質問

Q.購入前に本当に測定できるか確認がしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

ダコタ・ジャパンではサンプル測定を無償で行っております。
サンプルを当社まで送っていただければ、最適な製品を選定し、測定レポートを作成します。
また、何らかの都合でサンプルをお送りできないお客様には、評価用にデモ機の貸出しも行っています。
まずはご相談ください。

Q.ダコタ・ジャパンの製品は、どこの製品ですか?

超音波測定装置は、すべてアメリカのDakota Ultrasonics社製です。
ダコタ・ジャパンは、Dakota Ultrasonicsの日本販売法人です。

Q.たくさん機種があり、どの機種を選べばよいのか分かりません。

測定する材質、形状、厚み、必要な測定精度をご連絡ください。
経験豊富なスタッフが、最適な機種を提案いたします。お気軽にお問い合わせください。

  • 材質:例) 鋼、アルミ、ステンレス、樹脂
  • 形状:例) 配管(外径50~100mm)、平板、タンク
  • 厚み:例) 5mm~10mm程度
  • 必要精度

Q.ボディの色が緑色と、赤色の装置があります。何を意味するのでしょうか?

緑色のモデルは腐食検査用超音波厚さ計、赤色のモデルは精密検査用超音波厚さ計を表します。

Q.厚さを測定する際の、測定物の条件はありますか?

以下の3つの条件があります。

  1. 形状: 平板状、配管などの円筒形状、またエッジ部や湾曲部等、様々な形状のもの・部位を、測定することができます。
    トランスデューサーの先端を密着させることできない場合、測定することができません。
  2. 厚さ: 精密検査用で厚さ0.15mm~、腐食検査用で1mmが目安です。(鋼の場合) 腐食状況や、形状によって変わる可能性があります。
  3. 材質: 鉄、アルミ、ステンレス、銅、真鍮等の金属や、ガラスやプラスチックなどの厚みを測定することができます。

Q.厚さ計はどのような仕組みで、厚さを測定するのでしょうか?

超音波厚さ計は、トランスデューサーから発信した超音波が測定物の底面に反射し戻ってくるまでの時間に、測定物の音速をかけて、厚さ測定します。
ダコタ・ジャパンで販売している超音波厚さ計だけでなく、すべての超音波厚さ計はこの仕組みをもとに厚さを測定しています。

Q.超音波厚さ計とは何ですか? また、どんなメリットがありますか?

超音波厚さ計は、超音波の原理を利用して材料の厚さを測定する計測器です。
ノギスやマイクロメーターといった測定対象物を外側と内側の両方から挟み込んで寸法を測定する機械的な測定器とは異なり、片側にトランスデューサーを接触させるだけで簡単に厚さを測定することができます。
ノギスなどでは物理的に測定することのできない配管など、これまでは測定できなかった物も超音波厚さ計を使用することで厚さの測定が可能です。

Q.厚さ計の仕様に記載されている測定範囲は、使用するトランスデューサーによって変わりますか?

使用するトランスデューサーにより、測定範囲は変わります。
周波数が低いトランスデューサーは、周波数の高いトランスデューサーよりも厚い物を測定することができます。同様に径の大きなトランスデューサーは、径の小さいトランスデューサーよりも、厚い測定物を測定することができます。
測定範囲は、トランスデューサーの周波数や径だけではなく、測定物の材質や表面状態、形状にも大きく左右されます。
詳細はお問い合わせください。

Q.MX-1とMX-2の違いは何ですか?

基本的な性能は同じですが、測定可能な材料の種類数が異なります。

MX-1では鋼の1種類しか測定することができませんが、MX-2では、鋼、アルミ、ステンレス等の代表的な金属を含む合計10種類の測定が可能です。
両機種とも付属の専用ソフトウェアを使用することで、本体に登録されていない材料の測定も可能になります。

Q.測定した値は、厚さ計に保存できますか?

機種名に「DL」がつく装置、およびPVXMVXでは、測定値の保存が可能です。

Q.ダコタ・ジャパンでは、鋼の音速を5920m/sと表示していますが、他社では数値が異なっています。なぜですか?

同じ鋼でも、組成の微妙な違いにより、音速が若干異なるからです。また、出典元の資料によっても、それぞれ違った値が記述されています。
正確な測定を行う場合は、測定物と全く同じ材料で基準とする試験片を作成し、音速の校正を行ってください。

Q.厚さ計の1秒当たりの画面更新回数はいくつですか?

装置および設定された測定モードにより、1秒当たりの画面更新回数は異なります。
一般的な機種では、通常モードでは1秒当たり、4回測定して4回の画面更新を行い、スキャンモードでは1秒当たり、より多くの回数の測定を行い、最小値を表示します。

Q.超音波厚さ計を使用するには資格が必要になるのでしょうか?

超音波厚さ計の使用には、資格は必要なく、どなたでもお使いいただくことができます。
ただ、検査依頼者から「超音波パルス反射法による厚さ測定方法(JIS Z 2355)」に従った測定を要求された場合には、日本非破壊検査協会の認定する「超音波厚さ測定(UM)」という資格が必要になります。
自主検査や自社製品の品質管理などで、これから超音波厚さ計のご利用を検討される方は、必要以上に構えることなくご検討ください。

製品の購入をご検討中のお客様

製品をご使用中のお客様

操作方法・測定方法に関するご質問

Q.トランスデューサー(プローブ・探触子)の正しい持ち方はありますか?

以下の写真が、トランスデューサーの正しい持ち方です。
ケーブルやコネクタに不要な負荷をかけず、測定物に対して常に一定の力で押し当てることが、ばらつきの少ない測定に必要不可欠です。

トランスデューサーの持ち方

Q.零点調整には、どういう意味があるのでしょうか? また、どれぐらいの頻度で実施するのがよいのでしょうか?

零点とは、厚さ0mmの位置の事で、測定物の表面になります。この位置を厚さ計に認識させる作業が零点調整です。
零点調整の頻度は音速校正の頻度に合わせて、測定開始前と測定中に定期的に、さらに測定機材や温度等の条件が変わるごとに行います。
*超音波厚さ計では、零点調整実施時に、本体内部で零点の調整がされており、0mmという表示がされるわけではありませんのでご注意ください

Q.配管を測定するとき、測定値が大きくばらついてしまいます。どうすればよいですか?

配管の軸方向に対して、トランスデューサー(プローブ、探触子)を、垂直に接触させて測定してください。

配管の外径が25mm以下の場合は、トランスデューサーを配管の軸に対して平行に接触させ、接触角度を変えながら測定値を確認し、最小厚さを測定値とします。
詳細は、測定方法の配管・パイプをご覧ください。

配管の測定では、トランスデューサー(プローブ、探触子)の接触方向が非常に重要です。
誤った方向に接触させると、測定値の変動が大きくなり、正しい厚さを測定することができなくなります。オプションの配管測定用冶具を使用すると、正確に垂直または平行に接触させることができます。是非ご利用ください。

Q.組成の異なる鋼をいくつか測定したいのですが、その都度音速を校正する必要がありますか?

その都度音速を校正されることをお勧めします。
ただし、鋼の場合は鋼種による音速の違いが2%程度ですので、もし音速の校正ができない場合は、鋼の一般的な音速である5920m/秒で測定されても誤差は2%程度となります。

Q.材料の音速が分かりません。どうすれば良いですか?

音速一覧表には、各種材質の音速を掲載しています。是非ご活用ください。
または、音速校正機能を持つ厚さ計を使用すれば、材料の音速を正確に求めることが可能です。
MX-1およびMX-2で音速の校正を行う場合は、次のQ&Aを参照してください。

Q.MX-1とMX-2で、正確な厚さを測定する為には、どのように音速を校正したら良いでしょうか。

以下の式で実際の音速を求め、マテリアルリストに設定してください。

MX-1・MX-2に現在設定している音速(m/s)
MX-1・MX-2に表示されている厚さ(mm)
ノギスやマイクロメーター等で計測した実際の厚さ(mm)
 
材料の実際の音速(m/s)

上記計算は、以下の計算式に基づき算出しています。

C=(Cm/Tm)×T

MX-1に設定している音速:Cm
MX-1に表示される厚さ:Tm
実際の厚さ:T
実際の音速:C

<補足>MX-1・MX-2に現在設定されている音速は、電源入力後に表示されます。例) 5920 m/s

Q.カップリングチェックのバーグラフが半分までしか伸びませんが、この測定は信用できますか。

信用できません。トランスデューサーの接触が悪い可能性があります。
測定面の表面状況の確認を行い、トランスデューサーをゆっくりと前後左右に押してみたり、トランスデューサーの方向を45度づつ回転させたりして、バーが伸びる位置を探ってください。

Q.測定物に付着したカプラントは、測定後その都度拭き取らないと問題はありますか。

カプラントは測定の直前に塗布し、使用後は速やかに拭き取ってください。拭き取らずに放置しておくと、測定物に腐食が発生する恐れがあります。

Q.カプラントが手についてしまいました。大丈夫でしょうか?

安全性の高いカプラントを使用していますが、長時間手につけたままにしていると肌荒れの原因となります。使用後は必ず手をきれいに洗ってください。
肌が敏感な方は、ゴム手袋を着用されることをお勧めします。

Q.取扱い説明書を紛失してしまいました。

簡易取扱説明書はこちらにありますので、ご自由にダウンロードください。
取扱説明書の場合は、ダコタ・ジャパンへご連絡ください。
無償で、PDFファイルにてお送りします。
*冊子で必要な場合は、有償にて取扱説明書の再発行を承っております。

校正、修理、その他トラブルに関するご質問

Q.定期的に校正が必要ですか。

使用している機器の劣化・摩耗等により精度が変化することが考えられますので、当社では年に一回の定期校正を行うことを推奨しています。

Q.厚さ計の校正をお願いしたいのですが、納期はどれぐらいですか?

到着後、1週間以内に校正し、発送します。
もし急ぎで必要な場合は、その旨を事前にご連絡いただければ、当社に到着後すぐに校正し、発送できるよう調整します。

Q.厚さ計の校正は、どのように行っているのでしょうか?

こちらをご覧ください。ブログにて校正作業を簡単にご紹介しています。

Q.対比試験片の校正をお願いしたいのですが、校正書類は付けてもらえますか?

はい、添付しています。
試験片の検査成績書、マイクロメーターの校正証明書、トレーサビリティ体系図の3種類の書類が付属しています。

Q.厚さ計本体が故障した場合、修理にどれぐらいの期間かかりますか?

故障内容によりますが、2週間から1カ月程度かかります。
正常な使用での故障であれば、販売から5年間(一部製品は3年間)の保証期間内は、無償で修理いたします。ご希望のお客様には、修理期間中は代替機を無償でお貸出しいたします。

お客様からいただく修理のお問い合わせのうち、8割以上はトランスデューサーの故障です。こちらはトランスデューサーの交換によりすぐにご使用いただくことができます。
(トランスデューサーは消耗品のため、保証対象外です。)

Q.ペンシル型トランスデューサーを使用していますが、購入当初に比べると測定しづらくなりました。どうすればいいですか?

以下の2つの可能性が考えられます。

  1. ディレイラインチップ(遅延材)が摩耗している可能性があります。
    ペンシル型トランスデューサーでの測定を繰返し行っていると、先端のディレイラインチップが摩耗して徐々に測定性能が落ちていきます。ディレイラインチップが摩耗している場合は、新品のディレイラインチップと交換を行ってください。
  2. ディレイラインチップ(遅延材)とトランスデューサー接触部に塗布しているカプラントが乾燥している可能性があります。
    カプラントが乾燥すると測定がしづらくなる、またはは全く測定ができなくなります。ディレイラインチップをトランスデューサーから取り外し、ディレイラインチップのトランスデューサー接触側に適量のカプラントを塗布し、再度取り付けてください。

上記内容をお試しいただいても測定ができない場合は、ケーブルの断線や機器の故障も考えられます。当社までご連絡ください。

Q.久しぶりにディレイラインチップ(遅延材)付トランスデューサーを使って測定をしようと思ったら、測定ができなくなっていました。どうすればいいですか?

ディレイラインチップ(遅延材)とトランスデューサー接触部に塗布しているカプラントが乾燥している可能性があります。
カプラントが乾燥すると測定がしづらくなるか、または全く測定ができなくなります。ディレイラインチップをトランスデューサーから取り外し、ディレイラインチップのトランスデューサー接触側に適量のカプラントを塗布し、再度取り付けてください。

カプラントを塗布しても測定できない場合には、ケーブルの断線や機器の故障も考えられます。当社までご連絡ください。

Q.厚さ計に保存した測定値や設定を、パソコンに転送できません。

DakViewやMiniMaxViewのインストール時に、USBドライバのインストールが正しく完了できない場合があります。また、管理者としてプログラムを起動しなければ、正常に動作しない場合もあります。その場合は、専用ソフトウェア(DakView3、MiniMaxView)のインストール手順を実行してください。

その他のご質問

Q.新製品の予定はありますか?

DAKOTA ULTRASONICS社では、お客様に革新的な素晴らしい製品を提供するために、新製品の開発に積極的に取り組んでいます。
ご報告できる段階になりましたら、ホームページにてお知らせいたします。ご期待ください。