超音波厚さ計による高温材料の測定方法

製品案内 超音波厚さ計

高温材料の測定

通常のトランスデューサー(探触子)の耐用温度は、約70℃ですが、高温用トランスデューサーでは、最高で480℃までの高温材料の肉厚を測定することができます。


測定方法

5MHzまたは2.25MHzの高温用トランスデューサーと高温用カプラントを使用し、パルス・エコーモードまたは、エコー・エコーモードで測定を行います。
エコー・エコーモードでは、探触子内部(遅延材)の温度変化による誤差を除去することができるため、より正確な厚さを測定することができます。
注)エコー・エコーモードでは、ハイダンプ仕様の高温用トランスデューサーを使用する必要があります。
ハイダンプ仕様のトランスデューサーは、パルス・エコーモードでも、使用することができます。

高温の測定では、トランスデューサー(探触子)を故障させてしまう恐れがあるため、特に注意し、適切な方法で測定を行う必要があります。以下は、測定手順です。

■測定手順

  1. カプラント(接触媒質)をトランスデューサーに塗り、測定面に軽く押し当てる。
  2. 1〜2秒以内に、表示される測定値を確認する。
  3. 必要に応じて、測定値の確認のために、トランスデューサーを前後左右に動かす。トランスデューサー(探触子)に加える力を増したり、5秒以上測定物に接触したままにすると、トランスデューサーが故障する恐れがあるため、避ける。
  4. トランスデューサー(探触子)を測定物から取り外し、冷気または水に浸し常温に戻す。
  5. 次の測定に移る前に、トランスデューサーに残っているカプラント(接触媒質)を拭き取り、新しいカプラント(接触媒質)をトランスデューサーに塗布する。

    注)テストピースを用いて音速を校正する場合は、テストピースの温度を、実際に測定する温度に一致させ校正を行う。

■高温用カプラントの使用
高温材料の測定では、高温測定用のカプラントを使用します。

SONO 600 (ソノ600)

SONO 600 (ソノ600)

−18~315℃の幅広い温度で使用可能な高性能な高温測定用のカプラントです。

価格(税別):18,000円
(120ml×2本セット)

SONO 900 (ソノ900) NEW

SONO 900 (ソノ900)

315~482℃で使用可能な高温測定専用のカプラントです。

価格(税別):16,000円
(60ml×2本セット)

SONO 1100 (ソノ1100)

SONO 1100 (ソノ1100)

371~593℃の超高温で使用可能な高温測定専用のカプラントです。

価格(税別):32,000円
(120ml×2本セット)


対応機種

MX-3 / MX-5 / MX-5DL
MX-3 / MX-5 / MX-5DL

1点および2点校正機能、スキャンモードなどを搭載した、本格的な超音波厚さ計です。

MMX-6 / MMX-6DL
MMX-6 / MMX-6DL

MX-3の機能に加え、塗膜を剥がさずに、実際の肉厚のみを測定することができる、エコー・エコーモードを搭載しています。

CMX / CMX DL
CMX / CMX DL

最新の機能を多数搭載した超音波厚さ計です。塗膜上からの厚さ測定では、母材の厚さに加え、膜厚も同時に測定します。

MVX
MVX

多用途に使用できる一般・腐食検査用厚さ計の上位機種です。
A・Bスコープ表示、簡易探傷モード等の機能を搭載しています。

CMX DL PLUS
CMX DL PLUS

CMX DLとMVXの機能を融合した、多用途に使用できる一般・腐食検査用厚さ計の最上位機種です。
A・Bスコープ表示、簡易探傷モード、膜圧測定機能等、様々な機能を搭載しています。


対応トランスデューサー

トランスデューサーの選択(高温材料)

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*本資料は、測定の一例を示すものであり、規格・法令等により定められた測定方法を説明するものではありません。