超音波厚さ計による鋼矢板の測定方法

製品案内 超音波厚さ計

鋼矢板

鋼矢板イメージ

鋼矢板は、薄い鋼板で作られており、凹凸になるように折り曲げられています。鋼矢板の両端には、継ぎ手部分がついており、複数枚を組み合わせて、継ぎ手をつなげ、壁状にしています。
港湾・河川等の土砂漏れの防止・水密性の保持のために使用されています。

港湾・河川に設置されている鋼矢板の腐食検査には、水中での測定に対応した超音波厚さ計を使用します。
許容範囲を超えた腐食がみられた場合は、溶接し、水に浸らないように高強度のエポキシ樹脂を重ねるか、別の矢板を重ねる等の補修が行われます。

測定方法

港湾・河川に設置される鋼矢板の腐食検査には、以下の3種類の装置があります。選定についてはご相談ください。

  1. UMX
  2. UMX-2
  3. 一般腐食検査用厚さ計と水中測定用ケーブル長15mのトランスデューサーの組み合わせ
測定装置

通常、測定は腐食環境のそれぞれ異なる箇所を測ることにより行います。
一例として、上・中・下(スプラッシュゾーン・中間・干潮時の水位の少し下)それぞれの箇所を測定する方法があります。

測定方法イメージ

想定される腐食状況により、1回測定法、2回測定法、多点測定法、精密測定法などを組み合わせて測定を行います。
1回測定法、2回測定法、多点測定法、精密測定法については、超音波厚さ計の測定方法(基礎)をご確認ください。

水中構造物は、腐食の進行や貝などの付着により、測定面の状態が非常に悪い場合があります。そのような場合は、ワイヤーブラシ等で表面をきれいにしてから測定してください。

*水中、特に海水での測定は、トランスデューサーの消耗を著しく早めます。必ずスペアのトランスデューサーを携行することをお勧めします。

対応機種

水中測定 UMX
超音波厚さ計 水中測定 UMX

UMXは、最大90mの水深で測定が可能な、MX-3専用の水中ハウジングです。船底、橋梁、桟橋等の水中での肉厚測定を可能にします。

水中測定 UMX-2
超音波厚さ計 水中測定・防爆対応 UMX-2

UMX-2は、最大300mの水深で測定が可能な、水中測定専用に設計・開発された最新の超音波厚さ計です。

*ケーブル長さが15mの水中測定用トランスデューサーは、一般腐・食検査用のすべての厚さ計で使用可能です。

対応トランスデューサー

周波数 種別 探触子 対応機種 部品番号 価格(税別)
3.5 MHz 18mm  水中測定用(UMX-2専用) 二振動子 UMX-2 TT-D3-12UWCT 84,000円
5.0 MHz 18mm  水中測定用(UMX専用) 二振動子 UMX TT-D5-12UW 78,000円
5.0 MHz 18mm  水中測定用(UMX-2専用) 二振動子 UMX-2 TT-D5-12UWCT 84,000円
5.0 MHz 18mm  水中測定用(ケーブル長15m) 二振動子 MX、MMX、MVX、CMX TT-D5-12WP15 90,000円
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*本資料は、測定の一例を示すものであり、規格・法令等により定められた測定方法を説明するものではありません。