資料ダウンロード
資料DL

Usage 用途(硬さ(硬度)測定)

  1. HOME
  2. 技術資料
  3. 用途(硬さ(硬度)測定)
薄板薄板 コイルコイル ワッシャー・ナットワッシャー・ナット 工具工具 刃先刃先

薄板の硬さ測定

薄板の硬さ測定

現在普及しているリバウンド(リーブ)やUCI等のハンディタイプの硬さ計は、使い勝手が良く現場での測定に適していますが、1mm以下の薄板の硬さを測定する事ができません。このため、1mm以下の薄板の測定は、ビッカース硬さ試験機やロックウェル硬さ試験機等の据え置き型の装置を使用する必要がありました。

ポータブルロックウェル硬さ計『MetalTestシリーズ』は、ハンディタイプの硬さ計ながら、1mm以下の薄板の硬さ測定を実現した革新的な硬さ計です。
ここでは、『MetalTestシリーズ』を用いた薄板の硬度測定について説明します。

測定方法

プローブを測定箇所に一定の強さで垂直に押しあてます。ディスプレイにカウントダウン表示が現れ、”0”になりブザーが鳴るまでそのままの力で押しあてます。ブザーとともに測定が完了し、ディスプレイには測定した硬さが表示されます。 プローブの押し当てから、硬さの表示までわずか数秒で測定は完了します。

少し場所を変え、同様に測定を行います。複数回測定した値の平均値を、硬さとして採用します。

『MetalTestシリーズ』は、ロックウェル硬さ試験の原理もとに開発された硬さ計ですが、ビッカース(HV)やブリネル(HB)にスケールを変換し表示することができます。

測定方法

『MetalTestシリーズ』で測定可能な最小厚さは以下となります。

コイルの硬さ測定

コイルの硬さ測定

コイル(鋼帯)の硬さは、品質管理の上で重要な管理項目の一つです。
しかしながら、一般的なハンディタイプの硬さ計では、コイルのような薄板を測定する事ができないため、コイルの硬さ測定ではその一部をカットし、ビッカース硬さ試験機等で測定する必要がありました。

ポータブルロックウェル硬さ計『MetalTestシリーズ』は、ハンディタイプながらコイルの硬度測定が可能な革新的な硬さ計です。コイルをカットすることなく、現場でそのまま測定する事ができます。従来の測定に比べ、迅速・簡便に硬さを測定することができ、例えばコイルの入荷作業時にそのまま硬さを測定することも可能です。

ここでは、『MetalTestシリーズ』を用いたコイルの硬度測定について説明します。

測定方法

プローブを測定箇所に一定の強さで垂直に押しあてます。ディスプレイにカウントダウン表示が現れ、”0”になりブザーが鳴るまでそのままの力で押しあてます。ブザーとともに測定が完了し、ディスプレイには測定した硬さが表示されます。
プローブの押し当てから、硬さの表示までわずか数秒で測定は完了します。

少し場所を変え、同様に測定を行います。複数回測定した値の平均値を、硬さとして採用します。

『MetalTestシリーズ』は、ロックウェル硬さ試験の原理もとに開発された硬さ計ですが、ビッカース(HV)やブリネル(HB)にスケールを変換し表示することができます。

測定方法

『MetalTestシリーズ』で測定可能な最小厚さは以下となります。

ワッシャー(座金)・ナットの硬さ測定

ワッシャー(座金)・ナットの硬さ測定

ワッシャー(座金)・ナットの硬さ測定は、リバウンド(リーブ)式やUCI式などの一般的なハンディタイプの硬さ計では測定が難しく、特に小径のワッシャー(座金)・ナットは、その形状のため、測定することができません。それらの測定には、高価な据え置き型の硬さ計が必要でした。

『MicroTester』は、コストパフォーマンスに優れた手動のベンチスタンドです。ハンディタイプの硬さ計『MetalTest MKⅡ』を取り付けることで、据え置き型の硬さ計として使用する事が可能で、小径のワッシャー(座金)・ナットの硬度も測定することができます。

測定方法

圧子の押し込みで、ワッシャー(座金)やナットがガタついたり動いたりしないように注意します。
圧子が測定箇所に適切に接触しない場合は、圧子保護用の円錐ベースを取り外し測定します。

MicroTesterのハンドルをゆっくりと回し、圧子を測定箇所に近づけます。測定箇所に適切に接触することを確認した上で、ハンドルを一定の強さで回し、圧子を刃先に押し当てます。
ディスプレイにカウントダウン表示が現れ、"0"になりブザーが鳴るまでるまで、ハンドルをそのままの力で押しつけます。ブザーとともに測定が完了し、ディスプレイには測定した硬さが表示されます。
圧子保護用の円錐ベースを取り外して測定する場合は、ハンドルに負荷する力が一定になるように特に注意してください。

工具の硬さ測定

スパナやドライバー、ペンチや六角レンチ等の工具の硬さは、その形状のためハンディタイプの硬さ計では測定が難しく、高価な据え置き型の硬さ計が必要です。

MicroTesterは、コストパフォーマンスに優れた手動のベンチスタンドです。ハンディタイプのMetalTest MKⅡを取り付けることで、コストパフォーマンスに優れた据え置き型の硬さ試験機として使用する事ができます。

測定方法

圧子の押し込みで、測定物がガタついたり動いたりしないように、適切なアンビルを選択します。
比較的大きな面がある場合はフラットアンビルを、湾曲部等を測定する場合はVアンビルを使用します。

MicroTesterのハンドルをゆっくりと回し、圧子を測定箇所に近づけます。測定箇所に適切に接触することを確認した上で、ハンドルを一定の強さで回し、圧子を試料に押し当てます。
ディスプレイにカウントダウン表示が現れ、”0”になりブザーが鳴るまでるまで、ハンドルをそのままの力で押しつけます。
ブザーとともに測定が完了し、ディスプレイには測定した硬さが表示されます。

刃先の硬さ測定

刃先の硬さ測定

刃先の硬さは、その形状のためハンディタイプの硬さ計では測定が難しく、高価な据え置き型の硬さ計が必要です。

MicroTesterは、コストパフォーマンスに優れた手動のベンチスタンドです。ハンディタイプのMetalTest MKⅡを取り付けることで、コストパフォーマンスに優れた据え置き型の硬さ試験機として使用する事ができます。

測定方法

圧子の押し込みで、刃先がガタついたり動いたりしないように注意します。刃先はなだらかに湾曲しているため、平板の測定よりも測定のばらつき・誤差は大きくなります。

圧子が測定箇所に適切に接触しない場合は、圧子保護用の円錐ベースを取り外し測定します。

MicroTesterのハンドルをゆっくりと回し、圧子を測定箇所に近づけます。測定箇所に適切に接触することを確認した上で、ハンドルを一定の強さで回し、圧子を刃先に押し当てます。
ディスプレイにカウントダウン表示が現れ、”0”になりブザーが鳴るまでるまで、ハンドルをそのままの力で押しつけます。ブザーとともに測定が完了し、ディスプレイには測定した硬さが表示されます。
圧子保護用の円錐ベースを取り外して測定する場合は、ハンドルに負荷する力が一定になるように特に注意してください。