硬度計(硬さ計)に関する「よくある質問」

よくある質問

どのような原理で硬度を測定するのですか?

当社で販売している硬度計は、UCI(超音波接触インピーダンス)式硬度計とリバウンド(リーブ)式硬度計です。

UCI(超音波接触インピーダンス)式硬度計は、プローブロッド先端のダイヤモンド圧子が測定部に押し付けられて作成された圧痕を電子的に評価し、硬さを算出します。従来のビッカース硬さ試験では、圧痕の大きさを顕微鏡で評価しますが、UCI法では圧痕を電子的に評価するため、高い再現性が保証されます。

リバウンド(リーブ)式硬度計は、リーブプローブの中のインパクトボディーが試験体に落下するときの速度と、反発し戻ってきた時の速度差から硬さを算出します。測定が非常に簡単で、熟練が不要で誰でも簡単に測定できます。

UCI式とリバウンド(リーブ)式はどのように使い分ければよいのですか?

UCI式は、小型部品、大径ギアの歯底などの狭面部、硬化層や溶接部の熱影響部(HAZ)の硬度測定に使用する事ができます。
一方リバウンド式は、表面状態が比較的粗く、結晶組織が大きい重量のある部品の測定に適しています。

非検体 UCIプローブ リーブプローブ(インパクトデバイス)Dタイプ
表面粗さ(Ra) UCI(10N):≦ 1.5
UCI(50N):≦ 2.5
≦ 3.2
重量(kg) 0.1kg以上 5kg以上
厚さ(mm) 1mm以上 10mm以上

UCIプローブの10N、50N、98Nの違いを詳しく教えてください。

以下の表にてご確認ください。
UCIプローブ98Nでは表面が比較的粗くても測定が可能ですが、10kgf(98N)の力が必要となるため、安定的な測定が難しくお勧めしておりません。UCIプローブ98Nの代わりに、リーブプローブ(インパクトデバイス)DまたはGのご使用をお勧めしています。

荷重 推奨表面粗さ 用途
10N(1kgf) ≦ 1.5Ra イオン窒化された鍛造打型および金型、型枠、プレス、薄肉部品、ベアリング、大径ギアの歯底の狭面部、硬化層の硬さ測定など。
50N(5kgf) ≦ 2.5Ra 標準(汎用)プローブ。
高周波焼入れや浸漬焼入れされた部品の硬度測定。カムシャフト、タービン、溶接部の熱影響部(HAZ)、大径ギアの歯底などの狭面部など。
98N(10kgf) ≦ 4.0Ra 小型鍛造品、鋳造品や熱処理された部品の硬度測定。
(比較的大きな圧痕が残ります。)

塗装の上から、金属の硬さだけを測りたいのですが、可能ですか?

残念ながら測定できません。
正確な硬さを測定するためには、塗装を剥がして測定する必要があります。

鋳物の硬さを測りたいのですが可能ですか?

リーブプローブG(インパクトデバイスGタイプ)が鋳物の測定に適しています。
表面が比較的平滑な場合は、リーブプローブDまたはUCIプローブ98Nでも測定が可能です。