電磁超音波厚さ計 UT-3M-EMA
さびの除去およびカプラントの塗布が不要
塗装材の素地の厚さ測定にも最適
測定範囲:1.2mm~200mm
表示:数値、Aスキャン、Bスキャン
測定モード:簡易測定モード、自動補正モード
シングル・エコー、デュアル・エコー
電圧:66~400V

UT-3M-EMAは、電磁超音波トランスデューサー(EMAT)を使用する、高性能な電磁超音波厚さ計です。従来の超音波厚さ計のように、カプラント(接触媒質)を塗布する必要が無く、簡便に金属の厚さを測定することができます。
プロフェッショナルな用途に対応する複数のマニュアル測定モードに加え、初心者向けの簡易測定モード「AUTO」も搭載し、どなたでもすぐにご使用になれます。
1.2~200mmの測定範囲、A/Bスコープ、AGC(オートゲイン調整)、シングル・エコー、エコー・エコー、マルチ・エコー等の機能を搭載し、様々な測定用途に対応します。さらに、大きく見やすい3.5インチの高精度ディスプレイを採用、長時間の検査でもストレスなく使用できます。
データ管理ソフトウェアが標準で付属、保存したデータはPCで確認することができます。
価格:820,000円(税別)
用途
酸化被膜(錆・スケール)が生じた鉄板や配管
塗装材
高温材(高温用トランスデューサーが必要)
厚さ計の種類 | 電磁超音波厚さ計 | 超音波厚さ計 |
---|---|---|
金属(導体)の厚さ測定 | 〇 | 〇 |
ガラス・プラスチックの厚さ測定 | × | 〇 |
カプラント(接触媒質)の必要性 | 不要 | 必要 |
非接触での測定 | 〇 | × |
精度 | △ | 〇 |
局部腐食や孔食の検出 | × | 〇 |
その他 | 電磁超音波厚さ計は、従来の超音波厚さ計では測定が困難な、重ね塗りや表面状態が悪い塗装材の素地(母材)の厚さ測定が可能。一方で測定精度は、従来の超音波厚さ計よりも若干劣り、部分的な局部腐食や孔食の検出には適さない。 |
特徴
1.2mm~200mm(鉄)の測定範囲、カプラント(接触媒質、液体)の塗布が不要
通常の超音波厚さ計と同様の広い厚さ測定範囲を実現。さらに、測定箇所にはカプラントの塗布が不要でそのまま測定できます。
塗装材の素地(母材)の厚さを簡単に測定
通常の超音波厚さ計では測定が難しい、重ね塗りや劣化による表面の凹凸にも対応
前処理無しで測定が可能
グラインダーなどで酸化被膜(錆・スケール)を落とさずにそのまま測定が可能、従来の超音波厚さ計に比べ作業工数が低減
様々な測定モード
プロフェッショナルな用途に対応する複数のマニュアル測定モードに加え、初心者向けの簡易測定モード「AUTO」も搭載
データ管理ソフトウェアが標準で付属
パソコン用のデータ管理ソフトウェアが付属。USBケーブルでPCと接続し、測定値だけでなく、測定条件や波形も確認可能。
動画
仕様
正面
背面
上面
底面
測定方式 | 電磁超音波(ElectroMagnetic Acoustic:EMA) |
---|---|
超音波種類 | 横波超音波 |
測定範囲(鉄) | 1.2~200mm *標準プローブの測定範囲 |
画面表示 | 数値、Aスコープ、Bスコープ |
測定モード | 簡易測定モード:AUTO 自動補正モード(マルチ・エコー):ACF シングル・エコー:ECHO シングル・エコー:FRONT デュアル・エコー:ECHO-ECHO デュアル・エコー:PEAK-PEAK |
分解能 | 0.01mm *100mm以上は0.1mm分解能 |
精度 | ±(測定値 × 1% + 0.05mm) |
音速設定範囲 | 1,000~9,999m/s(横波超音波) |
感度 | 30~100dB(0.1ステップ)/ AGC |
電圧 | 66~400V |
内部メモリ | 4GB |
電源 | リチウムイオンバッテリー(約8時間動作) |
環境 | -20~50℃ |
ディスプレイサイズ | 3.5インチ |
本体サイズ | 165 × 90 × 55mm |
本体重量 | 約480g |
保証期間 | 1年(保証対象は本体のみ) |
付属品 | 本体、EMATプローブ、プローブケーブル、校正用試験片、チャージャー、取扱説明書、ケース |