磁気式厚さ計は、永久磁石を内蔵したセンサーと金属製ターゲットボールの間に測定物を挟み、厚さを測定します。
磁性体以外であればどのような材質でも測定が可能で、特にペットボトル等のプラスチック容器やガラス瓶、アルミ缶の厚さ測定によく使用されています。超音波厚さ計と異なりカプラント(接触媒質)の塗布が不要で、連続的な測定にも対応します。
磁気式厚さ計
厚さ計の種類 | 磁気式厚さ計 | 超音波厚さ計 |
---|---|---|
金属(磁性体)の厚さ測定 | × | 〇 |
金属(非磁性体)の厚さ測定 | 〇 | 〇 |
ガラス・プラスチックの厚さ測定 | 〇 | 〇 |
カプラント(接触媒質)の必要性 | 不要 | 必要 |
0.1mm以下の測定 | 〇 | × |
精度 | 〇 | 〇 |
連続測定 | 〇 | △ |
その他 | プラスチック容器やガラス容器の測定では、磁気式厚さ計の方が、超音波厚さ計よりも手軽に測定することができる。一方で磁気式厚さ計は、ターゲットボール(鉄球・磁石球)を配置しなければいけないため、容器以外での用途が限られる。 |