技術資料(よくわかる講座)

曲管部(エルボ・U字管)の厚さ測定

エルボやU字管などの曲管部は、直管部に比べ減肉が発生しやく、厚さの管理が非常に重要です。最小肉厚を測定するだけでなく、その減肉の範囲も把握する必要があります。

ここでは、供用中の配管曲管部に生じる減厚部の範囲および最小肉厚の超音波厚さ測定について説明します。

測定方法

エルボやU字管などの曲管部の測定では、腐食検査用厚さ計と5MHzのトランスデューサー(プローブ・探触子)を使用します。

はじめに、最小肉厚点の測定を行います。
曲管部背面中央のやや下流側にて、トランスデューサー(プローブ・探触子)を下絵のようにあて、多点測定を行います。最も薄い測定値を最小肉厚点(Min)として記録します。
次に、最小肉厚点を通るように軸方向と周方向に測定線を記します。

多点測定

軸方向測定線上で最小肉厚点から遠ざかる方向にトランスデューサーを移動して厚さ測定を繰り返し、測定値が健全厚さに戻る点にマーキングします。これを管軸方向の両方向について行います。(TL1、TL2)

次に、周方向測定線に対しトランスデューサーを直角にし、周方向測定線上を最小肉厚点から遠ざかる方向に測定を繰り返し、健全厚さに戻る点にマーキングします。これを管周方向の両方向について行います。(TC1、TC2)

健全厚さに戻る点の位置を製図用デバイダなどで寸法測定し、最小肉厚測定値と併せて記録します。

*残存厚さが2mm以下の場合や、小径配管の測定は、PVXとペン型トランスデューサーを使用して測定を行ってください。

動画

配管曲管部の測定方法

対応機種

対応トランスデューサー

周波数 種別 探触子 対応機種 部品番号 価格(税別)
5.0MHz 12mm   二振動子 ZX-1/2/3/5 TT-D5-14 54,000円
5.0MHz 12mm ハイダンプ 二振動子 ZX-6、MVX TT-D5-14HD 59,000円
5.0MHz 12mm コーティング(膜厚測定対応) 二振動子 CMX TT-D5-14CT 59,000円

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*本資料は、測定の一例を示すものであり、規格・法令等により定められた測定方法を説明するものではありません。