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用語集 - 電磁超音波厚さ計 Glossary - EMA Thickness Gauge

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電磁超音波厚さ計に関する用語について分かりやすく説明します。電磁超音波厚さ計について分からない用語がある場合は、まずはこちらをご確認ください。疑問が解決しない場合は、お電話もしくはメールでお気兼ねなくお問い合わせください。

用語集

用語 説明
電磁超音波厚さ計 電磁超音波厚さ計とは、EMAT(Electromagnetic Acoustic Transducer:電磁超音波探触子)と呼ばれるトランスデューサーを使用し、電磁的に試験体内部に超音波を発生させ、金属等の導体の厚さを測定する計測器のこと。カプラント(接触媒質)の塗布が不要で、非接触での測定も可能。
EMAT Electromagnetic Acoustic Transducerの略で、電磁超音波探触子と訳される。EMATは、磁気と電流を用いて試験体表面にローレンツ力および磁歪を発生させ、試験体内部に超音波を伝搬する。
ローレンツ力 ローレンツ力は、電子などの荷電粒子が磁場の中を運動するときに磁場から受ける力のことで、オランダの物理学者であるヘンドリック・アントーン・ローレンツ(1853~1928年)に由来する。
永久磁石又は電磁石の磁場中に、磁場と直角方向に誘導電流が流れる試験体が存在すると、その試験体には磁場および誘導電流の方向と直角方向のローレンツ力が発生し、超音波振動として試験体内部を伝搬する。
磁歪(じわい) 磁歪は磁気ひずみとも呼ばれ、強磁性体に磁場を印加にすると長さが変化する現象を表す。
電磁超音波厚さ計では、永久磁石又は電磁石の磁場による磁歪と、誘導電流によって発生した誘導磁場による磁歪との複合磁歪効果による力が、超音波振動として試験体内部を伝搬することを利用する。
接触媒質(カプラント) 超音波を探触子から試験体に伝達するために、探触子と試験体の間に介在させる液体のこと。超音波厚さ計では必須だが、電磁超音波厚さ計では、ローレンツ力と磁歪により試験体に直接超音波を発生させるため、接触媒質は不要。