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よくある質問 - 超音波探傷器 Q&A - Ultrasonic Flaw Detectors

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皆様からよく頂く超音波探傷器に関するご質問を掲載しています。製品や測定方法に関するご質問を中心に、様々なご質問への回答を記載しています。
もし疑問が解決しない場合は、お電話もしくはメールでお気兼ねなくお問い合わせください。

A 超音波探傷試験は、非常に専門性の高い検査方法です。適切な知識および技能が必要です。
初心者の方は、(一社)日本非破壊検査協会が開催している講習会を受講されることをお勧めします。超音波探傷試験について体系的に学ぶことができます。

A 自社検査であれば資格は必須ではありません。ただし、超音波探傷試験の結果は検査員の技量に大きく左右されます。検査員の技術レベルを保証するためにも有資格者が試験を実施することが望ましいです。
(一社)日本非破壊検査協会では、JIS Z2305「非破壊試験技術者の資格及び認証」に基づく技量認定試験・認証を実施しています。ご確認ください。

A JIS Z 2352「超音波探傷装置の性能測定方法」に準拠した検査成績書が付属しています。
下記8点の検査を実施しています。

増幅直線性、時間軸直線性、垂直探傷の感度余裕値、垂直探傷の遠距離分解能、垂直探傷の近距離分解能
垂直探傷の追い込み範囲、斜角探傷のA1感度およびA2感度、斜角探傷の分解能

A 超音波探傷器は、材料内部の探傷検査、溶接部の割れやブローホールの検査、接着・剥離検査、厚さ測定などの用途で使用されています。装置がコンパクトで持ち運びが可能で、安全性にも優れているため、非破壊検査の中心的な手法として広く普及しています。

A 複雑な形状の探傷は不向きです。また、探傷面は探触子(プローブ)が密着しなければいけないため、ある程度平坦である必要があります。

A 溶接部の割れ(亀裂)など、深さのある割れの検出は可能です。一方で深さの浅い割れや打痕の検出は難易度が高く困難です。
表面欠陥の探傷は、浸透探傷試験や磁粉探傷試験、渦流探傷試験を適用した方がより少ない工数で確実に検出できる可能性があります。詳細は弊社までお問合せください。

A 内部欠陥の形状、表面(探触子)からの内部欠陥までの距離、測定面の表面粗さ、材料など様々な要因に依存するため、何ミリ以上の大きさであれば検出可能と明確にすることはできません。ただ目安として1mm以下の内部欠陥の検出は難易度が高いです。

A 隅肉溶接部の探傷は、難易度が高いですが可能です。「JIS Z3060 付属書B 平板継手溶接部の探傷方法」に探傷方法が規定されていますので、ご確認ください。
JIS Z3060に規定されている探傷方法とは異なりますが、柔らかい特殊な探触子(プローブ)を使用する事で検査ができる場合もあります。詳細はお問い合わせ下さい。

A フェーズドアレイ超音波探傷器では、材料内部の探傷結果を断面画像として表示することができます。ただし、弊社では取り扱いしておりません。

A 通常の使用では人体に悪影響は一切ありません。超音波探傷は胎児や腹部のエコー検査と同じ技術を用いており、極めて安全性が高い検査手法です。

A ダコタの超音波探傷器では、垂直探触子、斜角探触子、二振動子探触子が使用可能です。また、対応する周波数は0.5~20MHzです。透過法には対応していません。

A 他社製の探触子も問題なく使用頂けます。ただし、一部の特殊な探触子は動作しない可能性もあります。お問い合わせください。

A DFX-8+は水浸探傷に対応しています。ただし検査機構・水槽の製作は行っていません。

A 故障内容により異なりますが、修理には2週間から1カ月程度かかります。ご希望のお客様には、修理期間中は代替機を無償でお貸出します。正常な使用での故障であれば、販売から2年間は保証対応として無償で修理します。
お客様から頂く故障・修理依頼のうち、8割以上は探傷器本体ではなく、探触子やケーブルの故障です。探触子およびケーブルは在庫品で、交換によりすぐにご使用頂けます。探触子およびケーブルは消耗品のため、保証対象外です。