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用語集 - 超音波音速計 Glossary - Ultrasonic Velocity Gauge

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超音波での音速測定に関する用語について分かりやすく説明します。超音波音速計について分からない用語がある場合は、まずはこちらをご確認ください。疑問が解決しない場合は、お電話もしくはメールでお気兼ねなくお問い合わせください。

用語集

用語 説明
超音波 人間が聞くことができない20KHz以上の高い音波のこと。超音音速計では通常1MHz~10MHzの超音波を使用する。
音速 音が伝わる速さのこと。気体だけでなく、水などの液体、金属等の固体中も音が伝わり、それぞれ異なる速さを持つ。同一物質の場合、固体が最も音速が速く、次に液体、気体が最も遅くなる。同じ物質でも温度、密度、圧力の影響により音速は変化する。超音波音速計、超音波厚さ計、超音波探傷器は、主に金属の個体の検査に用いられており、一般的に音速の単位にはメートル/秒が使用される。
黒鉛球状化率 ダグタイル鋳鉄において、黒鉛が分布する割合のこと。黒鉛球状化率80%以上の鋳鉄がダクタイル鋳鉄と規定されている。80%未満の鋳鉄は要求される強度・粘り強さを備えていないため、ダグタイル鋳鉄と呼ぶことが出来ない。
黒鉛球状化率の算出は、顕微鏡で実際に観察し計算する方法の他に、超音波音速計を用いて簡易的に推定する方法がある。
ダクタイル鋳鉄 ダクタイル鋳鉄は、組織中の黒鉛(グラファイト)の形状を球状にすることで、ねずみ鋳鉄に比べ優れた強度・粘り強さを持つよう改良された鋳鉄のこと。自動車部品や上下水道管等の強度と靭性が必要な個所で使用されている。球状黒鉛鋳鉄、ノデュラー鋳鉄、FCD材(Ferrum Casting Ductile)とも呼ばれる。
ねずみ鋳鉄 ねずみ鋳鉄は、組織中の黒鉛(グラファイト)の形状が片状である鋳鉄のことで、破断面がねずみ色であることがその名前の由来である。鋳造性・加工性に優れているが、靭性に乏しいというデメリットがある。
ねずみ鋳鉄は、普通鋳鉄やFC材とも呼ばれる。
弾性率 弾性体に外力を加えた際に生じるの弾性変形における応力とひずみの割合のこと。物質の基本的な材料特性で、材料試験や研究において重要な意味を持つ。弾性率には、ヤング率、剛性率、体積弾性率の3種類が存在する。
ヤング率 応力とひずみの関係を示す値で、E = σ/εで表すことができる。(E:ヤング率、σ:応力、ε:ひずみ)引っ張り試験機を用いて求めることができる。縦弾性係数とも呼ばれる。
ポアソン比 弾性体に弾性限界内で外力を加えた際に生じる、縦方向と横方向のひずみ(歪み)の比のこと。
剛性率 弾性率の一つで、横弾性係数やせん断弾性係数とも呼ばれる。ずれ・ねじれによる変形のしにくさを表す。